高田福祉事業協会が創設100周年を迎えました

100周年記念誌
100年の歴史の中にいる私たちの出逢いは偶然ではありません。このご縁を大切に・・・
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(企画デザイン)デザインLABOウノ
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今月のふじ美園長コラム
令和4年度保護者会会報『のんの』より
「 無題 」 園長 草深ふじ美
のんの
こんなに 何にも書き出せないことは、今まで一度もなかった。
今回の「のんの」は、いつもと違う。
感情のふり幅が大きくて、心も身体も忙しかったこの一年、悲しんでいる暇も、寝込んでいる暇もないほど、自分を乗せた時間が倍速で進んでいるような、そんな不思議な感覚がしていた。そして、何かに対するものではない、漠然とした不安が心の中に潜んでいて、ふとした瞬間に自信が消えそうになる。
比較的レジリエントな人間だと思っているからこそ、この言い知れぬ感覚が怖くなるのかもしれない。守るべきものが大きすぎて、本来活発に作動する、柔軟な心が臆病になっているのか・・・・。困ったな。だめだ、こんなんじゃ。らしくない。らしくない。
じゃあ何? 私らしいって、何なんだ。
思いっきり走って追いかけっこして、泥んこ遊びやお団子づくり。竹馬競争にぐるぐるジャンケン。地面に大きな紙を広げて、好きな色をいっぱい使った絵を描いこう。そう、高田保育園の歌を唄いながら。
そうだ、古着を分解して縫い合わせた布で大きなテントを作ろう。中には、小さな座卓を置いて、足を伸ばして座るんだ。コーヒーとムーンライトを口にしながら絵本を読んで。寝っ転がって、ちょっと眠って。目が覚めたら、ミシンで服を作ろうか、みんなのことを思いながら、みんなにぴったりの服。作った服を着て笑っている顔を思い浮かべながら、ひたすらミシンを動かして。カタカタ カタカタ・・・・。
そうか
守るべきもの、それは私自身の思いなんだ。
私がやることは、みんなの笑顔を消さないこと。それは、自分の信じた愛を貫くこと。
ああ、何も怖がることはない。この思いを、ありったけ渡そう。
一人ひとりの子どもらに、ありったけの愛を注ごう。
それが、私らしさなんだ。
みんなの笑顔が、また助けてくれた。
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