2022年度4月園だよりから
集う命、巣立つ命
子どもたちが巣立っていく時、泣けてくるのはなんでだろう。
小さかった入園のころを思い出すからかもしれない。別れが寂しい、もちろんそう。
でも、それだけではない。
この子たちの明日が幸せでありますように。
10年後、20年後、ずっとずっと笑顔でいられますように。つらい時も苦しい時も、助けてくれる誰かが側にいてくれますように。
そして、どうか命を大切に、その瞳が輝いていますように。
そうありたくても叶わない人がいる世の中で、どうかこの子たちが幸せで・・・と願う私は、不平等な人間かもしれない。 全ての子どもたちの幸せを願っていないわけではない。でも、どうか、この子たちは、ここから出発する子たちは・・・と願う自分がいる。私は、保育者として、僧侶として失格なのだろうか。
高田保育園に集う命を愛して止まない。