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ふじ美先生の相談窓口
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059-232-2075

社会福祉法人 高田福祉事業協会
高田保育園

三重県津市一身田町280
TEL.059-232-2075
FAX.059-232-2307
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高田(たかだ)保育園は三重県津市一身田(いしんでん)町にある保育園です。
 親鸞聖人(しんらんしょうにん)を開祖とする真宗高田派の本山、専修寺(せんじゅじ)を基盤とし、『すくすくのびよ仏の子』をキャッチフレーズに、月に一度の参拝や仏教の行事を通して「生命を大切にし、感謝するこころを育てる」仏教保育をすすめています。

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2023年度(R5)園長コラム

年度末に寄せて (R5年度3月園だよりより)

 保護者であった時代から、年度の終わりに書いてきた『のんの』。子どもが二人お世話になっていたから、合計何回書いただろう。

 当時、まさに時間に追われながら日々を過ごしていた自分。保育園の子どもたちとは笑って過ごせるのに、家に帰ると、たぶん、きっと、バタバタ母ちゃんやイライラ母ちゃんだったのだろう。男・男・女の3兄妹は、家出をしたこともあったよう。リュックにスティックパンとラムネを入れて。一年生の長男を先頭に近くの橋の下の秘密基地とやらで座り込んで、何を話し合ったのか。暗くなりそうだったから帰ってきたという、ちょこ1時間の家出。

 我慢できずに怒ったり、家が片付けられない事でイラつく自分。そんな母なのに子どもはどんどん成長して。いつも笑って楽しませてくれてた。そんなことを思いながら『のんの』の紙を前に、いつも涙があふれ出て、短い文章なのに時間がかかっていたのを思い出す。

 大人になった我が子から、幼い兄妹のかわいい家出の話を聞いた時は、幾分かこの親を育てるために苦労したのだろうと反省しつつ大笑いした。

 子どもを育てるなんておこがましい。我が子と、今まで出会ったたくさんの子ども達が私を育ててくれたのが現実。「今は笑い話」と話せる日が必ず来るのが子育てなんだと、どこまでもポジティブな私に育ててくれた子どもたちに感謝である。

 

 卒園して行く子どもたちの笑顔、優しさ、パワーに支えられた大切な大切な一年が終わろうとしている。みんな、いつでも帰っておいで。高田保育園はずっと変わらないから。

大人へのタイムカプセル (R5年度2月園だよりより)

『おとなへのタイムカプセル』は卒園する時に高田本山へお預けし、“二十歳の集い”で開けるという素敵な取り組み。始まってまだ5年なので、1回目のカプセルが開けられるまであと10年。
 幼いころの自分からの手紙をどんな表情で見るのかな、お家の人からの手紙をどんな気持ちで読むのかな。
みんな覚えている? 保育園のこと、友達のこと、先生のこと。いつまでも元気なつもりでいるけれど、私もその瞬間に立ち会えるのかな…とか、考えるだけでキュンと胸を締め付ける何とも言えない気持ち。
 ここで笑ったこと、ここで泣いたこと、嬉しい思いも、ちょっと嫌な思いも、ここにいたから感じたこと。友達がいるから実現したこと。同じ時代の同じ時間に同じ空間でいることが、自分たちにとって絶対意味のある事なんだと二十歳のみんなは、きっとわかってくれるだろう。
 そして、別れていった同僚達もまた、ここで過ごしたあったかい日々を思い出したとき、守られていた自分に気付くのであろう。
      「過ぎたこと全てにありがとう」            園 長

あけましておめでとうございます (R5年度1月園だよりより)

2024年1月1日、当法人の本部(高田福祉事業協会光寿園・慈光院)の仏間にて、修正会がありました。
「修正会」とは、年の初めに社会の平和と人々の幸福を願って、自分を見つめなおす法要の事です。お勤めの後、それぞれの施設長が参加されましたお年寄りの前で挨拶をします。私は、高田保育園の園歌をアカペラで熱唱してきました。  
7年前の高田保育園創立50周年を記念して誕生した高田保育園歌は、子どもたちから出た言葉と職員の思いを歌詞にし、主幹教諭の笠原先生が曲を作ってくれて完成しました。この曲に寄せた思いが私たちの原点であり、目標でもあります。まだご存じない方も、ぜひお子様と一緒に歌っていただきたい名曲です。
 おはよう おひさまに元気なごあいさつ  愉快な声がとどいたら お空も笑ってる     
 あのね 母さん 今日ねお花が咲いたんの  あのね ののさまも一緒にみてたの      
 それゆけ すくすく 伸びよほとけのこ
 みんながいるから がんばる勇気が出るよ 
 みんながいるから 優しい気持ちになれる
 笑顔の花が咲く高田保育園  笑顔の花が咲く高田保育園          園 長
 

保育職は素晴らしい (R5年度12月園だよりより)

最近よく考えることがあります。ここに勤め始めた頃の自分と、そこから30年間の高田保育園。子育ての節々で職を離れようと思ったことや、そしてその度に思いとどまったことや。
 不適切保育という言葉をよく耳にするようになり、自分の感覚では有り得ない出来事が事実として報じられています。子どもの一日24時間のうち睡眠時間を除くと、保育園で過ごす時間が圧倒的に多いわけで、その生活が適切でないということは、絶対的にあってはいけないのです。ただ一方で、保育士不足と言われ続けている中で、増々働き手が減ってしまうのではないかという漠然とした不安が同時にわいてきます。家庭外保育の必要性が高くなっているが故の問題で、これは尽きることがないのかもしれません。
 私がこの高田保育園に居続けることができたのは、今も共に働く同僚のお陰です。当然ほとんどが年下です。そのみんながいてくれたから今の自分がある、そして現在進行形で助けてくれているから、先を見ることができるのです。
 保育職は素晴らしいと全職員が思い続けられること、それは、高田保育園は最高!と子ども達とご家族に感じて頂くことに直結しているのだと、12月7日で5?歳になる私は身に染みて感じているのです。

優しさあふれる頑張りの形

笑顔がはじけるとはこういう風景なのかと、改めて感じる瞬間。

そんな子どもたちに向けたお母さんお父さん、おじいちゃんおばあちゃんの眼差しが温かすぎて、たまらなく幸せな気持ちになる。

そしてTEAM高田の先生たち。

どの子も大事だという思いが導いた結果だと確信した、

優しさ溢れる頑張りの形。

それぞれの「今」を存分に出して、

たくさんの心を一つにした時間。

それが運動会。

小さな家 (R5年度8月園だよりより)

土壁はね、チョッともたれるだけで背中にキラキラがついてね。小さい平屋のその家は、向こうの山から欅の葉っぱのにおいを巻き込んだ風がスッと落ちてくる、それはそれは心地いい家だったんだ。水色の水玉模様のカーテンがふわふわ揺れてね。それを寝転んで見ているうちに、いつの間にか眠っちゃって。 

目が覚めるとお姉ちゃんが「ふうちゃん 寝とったな」って笑ってて。   

今になってわかる事・・・

お姉ちゃんはずっとそこにいたんだよね。そして私のこと見てくれてたんだよね。あなたには与えられなかった『自由』を目いっぱい楽しむ妹を羨ましくも愛おしく・・・

 お姉ちゃんが死んだから

 小さい平屋のその家のことを

 話せる人がいなくなって

 すっごくさみしいけど、

 なんだか元気に生きていける

 そう、なんだか笑って生きていける。

 もうすぐ初盆 また逢えるかな。

『TEAM TAKADA』 (R5年度7月園だよりより)

気付けばもう暑い夏。事務所の前にプールを設置しました。

保育園のプールはかなり重たい5つのパーツを順番に並べ、ボルトで固定しますが、毎年汗ダクダクの中での作業です。手順は代々受け継がれ、年々作業時間が短縮されているように思います。そんな中、ボルトを手際よく留めていく先輩の姿を尊敬の眼差しで見ている新人。まだまだ先輩には敵わないことも多々あり、保育以外でもふとした場面で先輩の偉大さを感じる新人たち。でも何年か後には、しっかり教える立場になるのだろうな。と、嬉しくその光景を見ていました。バランスよく個々の持ち味を出しているTEAM高田男子の団結は、もはや園の柱として発揮されていると感じています

大切な命 (R5年度6月園だよりより)

身近な小動物を大切にすることから始まって、自分の命を大切にしていくことへと発展して指導するのが生命尊重の基本的な教えだということは、誰もがわかっているでしょう。

 先日、生まれたばかりのてんとう虫を手のひらにのせ、何気にブチっとつぶしてしまった子がいました。決して殺そうと思っているわけではなく、優しく触っただけなのです。その後、てんとう虫はその場にいた子ども達でお花の上にのせてもらいました。

 ある場面では、物にも命があると仮定して話をします。例えば机をたたくと「お机が痛い痛いって言ってるね。」とか、相手の気持ちを考えられるように促すのです。

すべてのものに命の尊さがあり、相互の助け合いがあるから、人は人なりに、物は物なりに存在の意義があるのだと思います。

私たちの日常は当たり前のように過ぎていきますが、いろんな場面で命の大切さに触れることができているのです。

 人が大事、自分が大事と思える一人ひとりであるように、柔らかく温かい眼差しと笑顔が行き交う保育園でありたいと願います。 。

その調子、その調子 (R5年度5月園だよりより)

3年ぶりに対面でお願いしました保護者会総会も先日無事に行われ、改めて一年のスタートを認識し気を引き締めたところであります。

ご出席くださった方々、また委任状を提出していただいた方々、皆さまのご協力に感謝いたします。ありがとうございました。

 さて、新しいお友だちが加わり1ヶ月が過ぎました。どうでしょう、少しずつ生活に変化がみられているのではないでしょうか。まだまだ、保育園に慣れない子も、「自分が行くところランキング」に保育園が入っていると嬉しいです。

 環境の変化に対応しようと頑張っている小さな体は、日々の寒暖差など、ちょっとしたことで、調子を崩しやすくなっています。ご心配をおかけすることの多い春ですが、この時期が懐かしく、嘘のように思えるほどの成長がきっとその先には待っていますから、どうか心穏やかに見守っていただきたいと思います。


保育園の園庭には「ののさま」がいらっしゃいます。毎朝とてもかわいいお姿を見て今日もがんばろう!と一日のスタートきる私です。

令和4年度保護者会会報『のんの』より

「 無題 」                            園長  草深ふじ美
   
のんの
こんなに 何にも書き出せないことは、今まで一度もなかった。
今回の「のんの」は、いつもと違う。
感情のふり幅が大きくて、心も身体も忙しかったこの一年、悲しんでいる暇も、寝込んでいる暇もないほど、自分を乗せた時間が倍速で進んでいるような、そんな不思議な感覚がしていた。そして、何かに対するものではない、漠然とした不安が心の中に潜んでいて、ふとした瞬間に自信が消えそうになる。
比較的レジリエントな人間だと思っているからこそ、この言い知れぬ感覚が怖くなるのかもしれない。守るべきものが大きすぎて、本来活発に作動する、柔軟な心が臆病になっているのか・・・・。困ったな。だめだ、こんなんじゃ。らしくない。らしくない。
じゃあ何? 私らしいって、何なんだ。
                                                                思いっきり走って追いかけっこして、泥んこ遊びやお団子づくり。竹馬競争にぐるぐるジャンケン。地面に大きな紙を広げて、好きな色をいっぱい使った絵を描いこう。そう、高田保育園の歌を唄いながら。
そうだ、古着を分解して縫い合わせた布で大きなテントを作ろう。中には、小さな座卓を置いて、足を伸ばして座るんだ。コーヒーとムーンライトを口にしながら絵本を読んで。寝っ転がって、ちょっと眠って。目が覚めたら、ミシンで服を作ろうか、みんなのことを思いながら、みんなにぴったりの服。作った服を着て笑っている顔を思い浮かべながら、ひたすらミシンを動かして。カタカタ カタカタ・・・・。

そうか
守るべきもの、それは私自身の思いなんだ。
私がやることは、みんなの笑顔を消さないこと。それは、自分の信じた愛を貫くこと。
ああ、何も怖がることはない。この思いを、ありったけ渡そう。
一人ひとりの子どもらに、ありったけの愛を注ごう。
それが、私らしさなんだ。

みんなの笑顔が、また助けてくれた。


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