園長コラム/4月掲載分
表現のきっかけは楽しいことから
今年度のテーマは『一人ひとり違う感じる心、自己表現のきっかけを応援しよう』です。
みなさんどうでしょう。自分を大事にしてますか? 自分の感じ方を尊重してますか? 一つのできごとに対する感じ方はみんな同じじゃないから、まずは自分の気持ちと正直に向き合い、そして違う考え方や感じ方があることに気付くことができたら視野も広がると思います。
目の前の子どもはどうでしょう。小さな心は、見るもの聞こえるものによっていろんな色に染まろうとします。純粋がゆえにどんなことでもストレートに受け入れる、言い換えれば判断する力が未熟だということですよね。何のフィルターも通さず真っすぐに染まる乳幼児期は環境によって変化し、それこそが人生の土台となるのです。
忘れてませんか?泣くこともダダをこねることも、子どもにとっては自分を伝える大事な手段だという事。
忙しいときほど泣いたり困らせる我が子を「なんで今なん‼!」と感じていたのは私だけで、子どもは、泣きたくて泣いているだけだったのに。抱きしめることでお互いが安堵できたような、そんな感覚を今でも覚えています。おさなごの訴えを押さえつけてまでやらなきゃならないことって、そんなにないのかもしれません。
本日、 入園式・進級式・そして辞令交付式を行いました。高田保育園の目標にもあるように、みんなが希望を持って生活ができるよう、園長としてばーば先生としてどうあるべきかを考えつつ過ごしていこうと思います。
さあ 令和7年度のスタートです。
ここに集うみんなが 『楽しい』と思えること、
それが自己表現のきっかけです。