大人へのタイムカプセル
『おとなへのタイムカプセル』は卒園する時に高田本山へお預けし、“二十歳の集い”で開けるという素敵な取り組み。始まってまだ5年なので、1回目のカプセルが開けられるまであと10年。
幼いころの自分からの手紙をどんな表情で見るのかな、お家の人からの手紙をどんな気持ちで読むのかな。
みんな覚えている? 保育園のこと、友達のこと、先生のこと。いつまでも元気なつもりでいるけれど、私もその瞬間に立ち会えるのかな…とか、考えるだけでキュンと胸を締め付ける何とも言えない気持ち。
ここで笑ったこと、ここで泣いたこと、嬉しい思いも、ちょっと嫌な思いも、ここにいたから感じたこと。友達がいるから実現したこと。同じ時代の同じ時間に同じ空間でいることが、自分たちにとって絶対意味のある事なんだと二十歳のみんなは、きっとわかってくれるだろう。
そして、別れていった同僚達もまた、ここで過ごしたあったかい日々を思い出したとき、守られていた自分に気付くのであろう。
「過ぎたこと全てにありがとう」 園 長